スカっとしないイコライザー。でもそこがいい。
・元軍人が、さらわれた少女を救出する
・邪魔するやつはどんどん殺す
という前情報から興味を持って鑑賞。あと「ジョーカー」関連をたどってホアキン主演ということもあって。おもしろかった!
設定から「イコライザー」や「ジョン・ウィック」が連想されるけど「殺しの芸術」的な爽快感はまったくない。
「タクシードライバー」に近いリアルな暴力。何人も殺されるけどそれぞれ「ひとりの人間が死ぬ」そのことの重みを描いてる。
エンタメ要素はないんだけど、映像はとても美しい。放題に「ビューティフル・デイ」とつけられたのはそういう意味もあるだろう。
ホアキンの「ジョーカー」にはやはり並々ならぬ入魂が感じられるけど、これも負けてない。ギリギリのバランスで生きている男。
ただ体型は「教授のおかしな妄想殺人」のころに近いでっぷり感。でもむしろパワーは十分なので凶器のハンマーも超似合ってる。
見たあとに監督が女性と知ってびっくり。いわゆる「女性監督ならではの…」みたいな部分はあまり感じなかった。単純にすごい監督だと思う。
Rotten Tomatoes
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